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第43章 有紀　38歳

「有紀…俺が弄っているこの膨らみはなんて言うの？」

「そ、そんなの言えない…」

「言えない？　じゃあ、もう抜いちゃおうかな？」

彼はそう言うと、途端に腰の動きを止めた。

そして黒く綺麗な瞳で私を静かに見据える。

私ったら自分で腰を浮かせて彼のおチ○ポを追い求めていました。

「ほら、恥かしがらずに言ってごらん」

言わないとお預けだよ
彼の腰がスッと引かれる。

「イヤン！ダメ！！入れて！
入れて欲しいの！！」

「じゃあ、ちゃんと言えよ
ここは何て言うの？」

「…ク、クリトリス」

「そうだね、よく言えました」

私がそう答えた途端、
止まっていた彼の腰が動き出した。

またズボっと突き刺すと
ヌチャヌチャと卑猥な音が、
静まり返った寝室に流れだす。

その激しい腰の動きに、
私はもう喘ぎ声を我慢することが出来ない。

するとそんな私の唇を、
大泉は荒々しく塞いできた。

「あんまりデカイ声を出すなよ
お宅と違って俺の部屋はおんぼろで壁が薄いんだからよ」

そう言って舌を絡ませてきて、
ざらりとした舌の感触が、
興奮をより一層高めてゆく。

大泉に突かれる度に、
ブラウスからこぼれた乳房が激しく揺れる。

固く勃起した乳首をきつく摘まれる度に、
電流のような刺激が脳天に走った。