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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第44章 芙美子 33歳
「あら~!あんた、いい道具を持っているのねぇ」
茂子さんは嬉しそうに夫のペニスを握ると上へ下へとブラブラ振り回した。
「あ、あの…茂子さんは…」
妻としては夫のイチモツを見られるだけでも快くないのに、そうやってペニスを握られるのは我慢できませんでした。
「あら?ヤキモチ?
大丈夫よ旦那さんのチ○ポを取って食う訳じゃないから」
漁師の女らしく茂子さんは、あっけらかんと言い放ちます。
それでも、私の視線に気まずくなったのか
ブスッとした表情になって褌(ふんどし)を締め上げてゆく。
「毎年、祭りがあるんだから
あんたもしっかり覚えておきなさいよ」
もう少しおチンチンで遊びたかったのか
私に咎められて茂子さんはご機嫌斜めになっていました。
夫の褌を締め終わると
「さ、あんたも脱ぎな」と私に裸になれと言ってきました。
「えっ?」戸惑う私に向かって
「浴衣、着るんでしょ?着付けしてあげるわよ」
「私は大丈夫です
ほら、今の浴衣ってワンタッチ帯ですし…」
「それでも着せてもらうのと自分で着るのとでは雲泥の差よ」
さ、脱ぎなさいとしつこく言うので
私は仕方なく下着姿になりました。
「ちょっとあんた!浴衣を着るのにブラもパンツも身につけるわけ?
ダメよぉ、そんなんじゃ色気もありゃしないわよ」
茂子さんったら今度は私を全裸にしてしまいました。
「いい?覚えておきなさいよ
浴衣や着物の時は下着を身につけないことよ
そうしないと色気が出ないんだからね」
言われたように下着なしだと
自分でも驚くほど色っぽい浴衣姿に変身できました。