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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第44章 芙美子 33歳
「そんな風習なんか受け入れたくありません!
しばらくすれば島から出ていくんです!
だから!やめてください!!」
「別にイヤならいいんだぜ?
でも、あんたの旦那は仕事がやりにくくなるだろうなぁ…
明日、明後日に出ていく訳じゃねえんだろ?
おとなしく抱かれた方が後々暮らしやすいと思うけどねえ」
そんな風に言われると抗えない…
私の体は絶望的に脱力してしまいました。
「そうそう、物わかりがいい女だ」
髭面の彼は私に無理やりキスをしてきました。
口の周りがチクチクしてとても不快でした。
「舌だよ!舌を出しなよ!
処女じゃねえんだからキスのやり方もエッチの仕方もわかってんだろうが!」
ゴツゴツした指が私の割れ目を襲って
クリトリスの膨らみをグリグリしてきました。
「やめてぇ!」
叫ぶために開いた口に酒臭い息と共にヌルっと舌が潜り込んできた。
私の口の中で散々暴れまわった舌が出ていく頃には口元が涎でべちょべちょにされていた。
「悪いようにはしないさ、気持ち良くさせてやるからよぉ」
あっという間に浴衣が脱がされて
男は私に覆い被さってきました。
盛り上がった筋肉…
毛むくじゃらの体…
まるでそれは熊を連想させました。
『そうよ…レイプじゃないわ
私は熊に襲われただけなのよ』
そう思うと気が楽になって
私は彼を迎え入れる気構えをした。