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第22章 地下牢

その先に広がっていたのは、地下牢という言葉がピッタリの場所でした。

床は石素材、コンクリート剥き出しの壁や天井。
広い空間には拷問道具や調教道具。
そこを囲うように鉄格子の個室。
灯りは広い空間にだけで、個室には蝋燭。
個室は10カ所…
その内５カ所には人が居るようです。


「愛莉どうだい？
びっくりしただろう？

あの中にいる者達は、私の両親の奴隷だったんだよ。
両親が生きていた頃、本館は奴隷の飼育場だったんだ。
私の代になって奴隷達はそれぞれ引き取られたが、あの者達は訳ありだ。
雄が３、雌が２いる。

ここでは番号で呼ぶ。
愛莉はこの中で一番重罪の一番だ。
ここでのルールには従ってもらうからそのつもりでな。
ここがお前の部屋だ」