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第38章 目に見えない傷

「愛莉、時間だ。
また明後日顔を出すよ」

「………い、いか………

はい、お待ちしております」


忙しく帰り支度をしているご主人に、何度も“行かないで”と言いそうになって我慢していることにも、気付いていないでしょう。


そんな日々が続くなかでも、奴隷館の生活はいつも通り進んでいきます。

松井様と田辺様は土井様にも負けないくらい、厳しい方々でした。
No.11とNo.12は今までの環境で、ある程度攻めに耐えれていますが初めての事も多いらしく…
反抗してはお仕置きをされています。

No.13に至っては、女の子とのセックスも数える程の経験しかないようです。
男性の相手は初めてで、そんなNo.13を土井様が攻めている姿をNo.9が羨ましそうに見ています。