この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
最愛の人
第38章 目に見えない傷
部屋に戻って食べたくもない夕食を作っていると、久々に鳴った携帯。
「はい。ご主人様、愛莉です」
「なかなか行けなくてすまんな。
30分後に行くから、簡単に何か出してもらえるか?」
「はい。承知しました。
お待ちしております」
あれ?ご主人様と話すときってどんな感じだっけ?
あれ?嬉しいはずなのに…
「ただいま。急に悪いな」
「おかえりなさいませ。
いえ、丁度夕食の準備をしていたので大丈夫でした。
あまり手の込んだ物は作れていませんが、どうぞ」
「うん。やっぱり愛莉の飯はうまい。
やっと食事をしたって感じだな」
「ありがとうございます。
お酒はどうしますか?」
(だれの料理をたべてたんですか?)
「いや、戻らないといけないから今夜はいい」
「そうですか。ではお茶を淹れますね」
(もどる…だれの元へですか?)
「ごちそうさま。
愛莉、書斎へ移動しよう」
「わかりました。
とりあえず、食器だけキッチンに持っていってから伺います」
コンコン。
「愛莉です。入りますね」
「はい。ご主人様、愛莉です」
「なかなか行けなくてすまんな。
30分後に行くから、簡単に何か出してもらえるか?」
「はい。承知しました。
お待ちしております」
あれ?ご主人様と話すときってどんな感じだっけ?
あれ?嬉しいはずなのに…
「ただいま。急に悪いな」
「おかえりなさいませ。
いえ、丁度夕食の準備をしていたので大丈夫でした。
あまり手の込んだ物は作れていませんが、どうぞ」
「うん。やっぱり愛莉の飯はうまい。
やっと食事をしたって感じだな」
「ありがとうございます。
お酒はどうしますか?」
(だれの料理をたべてたんですか?)
「いや、戻らないといけないから今夜はいい」
「そうですか。ではお茶を淹れますね」
(もどる…だれの元へですか?)
「ごちそうさま。
愛莉、書斎へ移動しよう」
「わかりました。
とりあえず、食器だけキッチンに持っていってから伺います」
コンコン。
「愛莉です。入りますね」