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最愛の人
第38章 目に見えない傷
「ははっ!
あははっ!あははははっ!
ふぇ…」
(おねぇさまぁ……私はもう…
このまま目が覚めないといいのに……)
数時間後、目を覚ますと……
ご主人様のベッドでした。
(夢じゃなかった…
とりあえずシャワーでも浴びようかな
部屋から出るなって言われたけど、私の部屋から裁縫道具だけでも持ってきたいな…)
そんなこと思わなければ良かったのに…
『ご主人様、今日から私が愛莉さんの部屋にってどういうことですか?
話もわからないのに入れないです!』
『その気持ちはわかるが、ここの本館にはお前と俺しかいないと言うことにしたいらしい。
愛莉の物はクローゼットにまとめてあるらしいから、大丈夫だろ』
『そんな…愛莉さん…』
どういうこと?
わからないよ……
私は無意識に庭へ……そこで見たものは…
ご主人様と女性、小さな男の子が車から降りてくるところでした……