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最愛の人
第41章 罰
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プルルルル♪
プルルルル♪
「はい」

『茉莉です。
愛莉さんの陣痛が始まりました』

「!
わかった。
すぐ行きますので、土井にも伝えなさい」

『かしこまりました』


とうとう始まってしまったか…


俺は少し戸惑いつつも、用意していたメールを一斉送信した。

「佐伯、ここは任せた」

『愛莉さんですか?』

「ああ、陣痛が始まったようだ」

『……本当に宜しいのですか?

母親にはかなりのダメージですよ?』

「……本当は未だに悩んでいる。
だが、愛莉は契約違反だったとしっかり理解している。

愛莉の覚悟を無駄にはしたくない」

『そうですか。
私も、ここを急いで終らせて向かいます。
海斗様、くれぐれもフォローはしてくださいね?』




「愛莉!大丈夫か?」

「ご主人様…とうとうですね」

「愛莉、お前の覚悟は無駄にはしない。

土井!準備は出来ているのか?」

『ああ。
パーティールームにセッティング済みだ。
そして、招待客も集まってきている』

「そうか。

では、愛莉行くぞ」


愛莉への罰を与える日が、日々が始まった…


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