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最愛の人
第41章 罰
「うぅーぅ
はぁはぁ…あっーうぅー」


ステージでは陣痛に耐える愛莉。
その周りでは会員達が酒を口にし、食事を口にし、愛莉が痛みに耐えていることを誰も気に止めていない。

茉莉によると、子宮口は開いてきているもののまだ時間が掛かるとのこと。
もう少し開いたら杉さんを呼ぶとは言っていたが、茉莉の働きはかなりしっかりしている。

なぜ風俗に?
女達の数が数なだけにしっかりとした調査はできていない。
茉莉の調査はした方が良いかもしれないな。


『須崎様、そろそろ杉様をお呼びしてもよろしいでしょうか?』

「まもなくなのか?」

『あと長くても2、3時間かと』

「そうか、連絡を頼む。


愛莉、大丈夫か?」

「はい…
かなり痛いですけど、大丈夫です。
ご主人様、手を握ってもいいですか?」


愛莉の手を握ると、再び痛がる愛莉。
握られている手にはかなりの痛みを感じる。
それだけ痛みに耐えているのか…
元々痛みに弱かった愛莉が、痛みを快感に変化させるようになってからは、こんなに苦しそうな顔を見たことはなかった。

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