この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
最愛の人
第41章 罰
愛莉の後処理と子供の診察を終え、愛莉を1度ベッドへ寝かせる。
『愛莉ちゃんも赤ん坊も異常はないだろう。
海斗、本気で引き離す気か?』
「はい」
『まぁ、口を挟むつもりはない。
この世界にいる時点で、普通ではないからな。
なるべく愛莉の母乳を飲ませるように。
そして、愛莉の食事と衛生面だけは気を付けろ』
杉さんのあのサディストとしての顔をみたのはいつぶりだろう。
俺は、夫で父親でもあるがサディストだ。
俺が迷っていれば、愛莉も弱くなる。
冷酷なサディストになろう。
「愛莉、ご苦労だった。
約束は覚えているな?」
「はい、ご主人様」
「よろしい。
では、お前を地下牢へ連れていくとしよう。
衛生面と食事は保証する。
それ以外は、お前次第だな」
「かしこまりました。
ご主人様のお気の済むようになさってください」
「海外では出産後すぐに歩いて退院する。
お前も自分で動け。もちろん四つん這いでだ」
公開出産はあくまで序章。
ここからが愛莉への本当の罰だ。