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最愛の人
第43章 繋がり
『この馬鹿息子が!
30年も隠れおって!』
『えっ?
なんで親父がここに?』
「私から説明しましょうか?
私たちが管理している会の事はご存知ですよね?」
『はい。
ボスはだからこそ須崎さんと組むことにしたんですから』
「その会の元会長がこの仁科さんです」
『はぁ?
親父が保護的な団体の会長?
冗談じゃないですか?』
「いえ。本当の話です」
『まさかお袋への償いとか言わないよな?』
『鐘美、そのつもりだ』
『あんた!あんたのせいでお袋がどんな目にあったかわかってんだろ?
それを!』
『だからじゃ!もう元子のような女を出さないためじゃ。
お前には申し訳ないと思っておった。
あの時は、ワシも素人同然だった』
『須崎さんがしている活動はすばらしいものです。
ただ、女をMに仕立てるのは間違っているのでは?』
「そうでしょうか?
確かに、無理やり仕立てるのは間違いだと思っています。
だからこその会ですからね。
ですが、そういった願望がある女性を無理やり押さえ込むのもどうでしょう?
私も間違いを犯しそうになりましたが、今のこの状況に後悔はしていません」
30年も隠れおって!』
『えっ?
なんで親父がここに?』
「私から説明しましょうか?
私たちが管理している会の事はご存知ですよね?」
『はい。
ボスはだからこそ須崎さんと組むことにしたんですから』
「その会の元会長がこの仁科さんです」
『はぁ?
親父が保護的な団体の会長?
冗談じゃないですか?』
「いえ。本当の話です」
『まさかお袋への償いとか言わないよな?』
『鐘美、そのつもりだ』
『あんた!あんたのせいでお袋がどんな目にあったかわかってんだろ?
それを!』
『だからじゃ!もう元子のような女を出さないためじゃ。
お前には申し訳ないと思っておった。
あの時は、ワシも素人同然だった』
『須崎さんがしている活動はすばらしいものです。
ただ、女をMに仕立てるのは間違っているのでは?』
「そうでしょうか?
確かに、無理やり仕立てるのは間違いだと思っています。
だからこその会ですからね。
ですが、そういった願望がある女性を無理やり押さえ込むのもどうでしょう?
私も間違いを犯しそうになりましたが、今のこの状況に後悔はしていません」