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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第12章 『真奈美と仁』
その女性は…、自分で
僕が奥さんを、
萌花を忘れられるまで待つからと
そんな感じの事を言って居たが、
知らない内に家から居なくなって居た。
身代わり…をさせられるのは、
我慢の限界…だったのだそうだ。
そうしてるつもりは無くても、
そうしてしまって居たのなら…、僕は
その人に酷い事を…知らずの内に
無意識でしてしまって居たんだなと。
似てる雰囲気の女性だと、
そう言う目で見てしまいがちになりそうだから。
その次に、萌花とは
全く違うタイプの女性と付き合う事にした。
全く違うタイプだったから…、
萌花と似てる所を探そうとか
そんな気持ちも僕には湧かなかったから。
その女性の事はアリかと思ったが…。
結局…、3ヶ月ほど同棲して
別れた元旦那…の…所に戻って行ってしまった。
親父が…急死したって報せを聞いた時も…。
本当は…萌花は僕を…迎えに来たんだけど…。
割と…萌花はおっちょこちょいだから、
僕と間違えて親父を
連れて行ったんじゃないかとかって…。