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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第3章 『中折れの天野様夫婦』
『うん、天野様ご夫婦…ご案内~』
そう茂木が真奈美に言うと、真奈美が
茂木の言葉に首を縦に振った。
天野さん夫婦を奥のもう一つのドアの奥にある。
仮眠室と言う名のヤリ部屋に、
真奈美に案内して貰って。
僕が仮眠室をヤリ部屋にしたんじゃなくて、
僕の親父が…この事務所に
女の子をかなり連れ込んでたらしく。
ご丁寧に…そこだけ改装して
床をフローリングにして防音材を…足して、
声が外に漏れない様にしてあるし。
わざと狭めの部屋にしてあるようで、
普通の仮眠室をヤリ部屋に改造した部屋だ。
大きめのクイーンサイズのベッドと
二人掛けのソファと…小さめの液晶テレビ。
そして、後付けしたのがマルバレな
シャワーブースまであるからな。
2人をヤリ部屋に押し込んで来て
真奈美が事務所の方へ戻って来る。
ソファの上を見ると茂木がゴロゴロとして
ご褒美のビールを飲んでいたので。
今日はもう…仁さんは
仕事はしないつもりなのだろう。
40分程して…ドアが開いて…。
聡の後から、少し乱れた髪を
直しながら美弥が出て来て。
この様子だと…
もう…完全に…中折れの問題は
夫婦だけの力で乗り越えたみたいだから。
この夫婦が…今後
うちに来ることは無いだろうな。