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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第21章 『白鳥美幸のその後』
ベッドの上に…美幸の身体を降ろすと。
こっちにベッドの上に横になるように
美幸が仁に促して来て。
美幸が仁の身体の上に乗るように
体勢を整えて来る。
「仁君…、さっきの時は
して貰ってばっかりだったから…、
ここでは…、ね?私にさせて欲しいの…」
『ええ…、良いですよ。美幸さん。
まだ…夜は…これから長いですし…』
この今からベッドでする、
セックスで終わりじゃないと…
そう仁が言葉にして伝えると。
美幸が…恥ずかしそうにしながらも、
…頬をほんのりと染めていて。
お互いの頬に…手を添え合って、
視線と視線を絡み合わせて
ジッと…瞳の奥を…見つめる様にして
目の前の…距離で見つめ合う。
いつもの…仕事の時は…、
美幸さんの…ご主人の代り…
美幸さんの…視線…も…
僕に向けられている様で僕では無くて
僕の…どこかにある…ご主人の
白鳥慎二さんの面影を探している物だった。
そう…思えば…、毎月…の様に
この…2年間…身体を合わせていたけど。
ちゃんと…セックス…するのは…
初めてな…様な…気すらする。
『今夜は…、僕と美幸さんの
最初で最後の夜…ですよね…?』