この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第22章 『初めての彼女』
『陽詩ちゃん…、可愛い…』
柏葉陽詩は…元々…顔の造作は
整ったアイドルばりに可愛らしい顔を
していたんだけど…。
そう言う見た目がどうこうって
そう言う感じの意味じゃなくて、
”可愛いな”ってその柏葉の反応を見て
僕は…感じてしまって居て。
こう言う…感情を…
”好き”とかって言うのかな?って。
そんな事を柏葉を見ながら考えていた。
そう感じたから素直にそれを
可愛いと口に出してみた。
『陽詩ちゃん…可愛い…、好き…』
「へえええっ!!い、今ッ…
じっ、仁君…ッ、わ、私の事可愛いって
そ、それに…す、…好きって言った?」
僕が言った言葉が意外だと言いたげに
僕の目の前の柏葉は驚いた表情をしていて。
元々大きな目を更に丸々と大きくさせていた。
『言った…ら…ダメ…だったの?
付き合ってるんだったら、
好きとか、可愛いとかって
みんな…言ってるんじゃないの?』
「ちっ…違うの…ッ、私が…
茂木…じゃなかった仁君の事を…
ずっと…一方的に好きなだけだって…
その…、思ってたから…嬉しくて…ッ」