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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第22章 『初めての彼女』

その日は……求めあう様に
何回も…2人でセックスをした。

回数をする毎に、…柏葉の身体は
違和感とか痛み…よりも
快感の方が…上回って行って。

お昼ご飯…を食べるのも忘れて
夢中になってセックスして。

してる最中にお腹が鳴って
お腹空いたねって…って2人で笑って
15時ぐらいにカップラーメンを食べて。

その次の日も…昼頃まで
そのまま柏葉のマンションで過ごして。

お昼にそうめんを一緒に食べて、
彼女の両親が帰って来る前に
自分の家に僕は帰った。



家に戻ると…家の中はしんとしていて。

ダイニングテーブルの上に、

静の書置きが置いてあった。

もう僕も…大きくなったし、

自分のお店が持てるだけの貯えもあるから

この家を出て行く…と言う内容で。

皮肉にも…冷蔵庫の中には、

今日の夕食に食べてと…ラップが掛かった

静さんが作って置いて行ってくれた

オムライスが…入っていた。

僕が…、柏葉と…セックスしたら

もう静さんとの関係はやめるって…

その意思表示をしたのは…僕で。


僕がその返事を返した時から、

静さんはそうするつもりだったのかも知れない。



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