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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第27章 『個人パーティーのサクラ』

それは違うと否定すると、
あの…萌花をこっちに引っ張り込んだ
先輩がしゃしゃり出て来て
あの事をばらされるのでは…と
何も言えずに…
嫌な思いをしていたみたいで。
悩んでそれを相談する相手も居なくて
やつれた彼女をキャンバスで見かけて、
まぁ…僕も…全く…彼女の事に
絡んでないとは…言い切れない感じだったし。
このまま大学休学したり、
休学の末退学したりとか…。
ましてや…思い詰めて自殺でも
されてしまったら…夢見が…
僕も悪くなりそうだなって
その顔を見て思ってしまって。
見るに見かねて…萌花に、
声を掛けて自分の当時住んでた
アパートに避難させたのが…。
僕が…いや、俺が萌花と…
付き合う事に…なったのは
その時の唯花を…一時的に
僕が自分のアパートに避難させて
やっていたことがあったからで…。
その時から付き合ってたって
ことは…無かったんだけども。
萌花は…その一連の事が原因で
男性不信を拗らせてしまっていたし。
その…避難させている間に…、
お礼として…唯花は…
そう言う事をしなくていいのか?と
僕に聞いて来た事があったんだけど…。

