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淫魔の宿へようこそ
第7章 背徳を覆う淫魔の愉悦



(もっと深く、強くして欲しい…)

ニコルは無意識のうちにそう考えて切なくなってきます。
知らず知らずのうちについ、自ら腰を動かしてしまいました。

けれどそれはあっさりとかわされてお尻を撫で回されます。

「ん……どうしたの?」

ドルードに耳元で尋ねられ、ニコルの顔に朱が走りました。

「……あっ、あっ…も…っと…」

「何を? それじゃ分からないよ」

彼女が耳まで真っ赤に染めながら答えます。

「ドルードさんのを……く、ください…」

消え入りそうな声で訴えかけると、彼がクスリと小さく笑いました。

そしてドルードが腰を突き出しました。
ようやく来てくれて、深い快感にニコルは大きく息を吐きだしました。

彼はそのまま二、三度膣道を探るように押し進め、その後で侵入を続けながら前後に動き始めました。

「んっ、ぁあ……! あ、あっ」

深い場所を彼が進んでくるたびに指先にまで甘い痺れが広がり、子宮口をノックされると腰が砕けてしまいそうです。

「君の一番好きな所だよ…嬉しい? 奥がきゅうきゅう啼いて嬉しいって言ってるね」

耳に口を付けて囁かれ、ニコルの背筋がぞくぞくしました。

「んあぁ…ッ」

後ろから抱き込まれて一際高い声を上げてしまった瞬間、ニコルの中で何かがパチンッ…と弾けたように感じました。



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