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千一夜
第22章 第四夜 線状降水帯 ⑥
 伊藤は我慢できなくなった。
 伊藤は希のま×こを突き始めたのだ。下から上へ、希の膣奥に向けて強く激しく突いた。希の体から力が抜けていった。
「パパ、めちゃめちゃ気持ちいいよ。パパのおちんちんものすごく硬い」
「希のま×このせいだ」
「パパのエッチ」
「ふん」
 伊藤は希の下になって希の背中に両手を回し、自分と希の間に隙間ができないようにしっかりと抱きしめている。伊藤と希の体が密着しているせいで、伊藤と希は淫らな一つの生き物のようになっていた。一つの淫らだな生き物は、二つの淫猥な生き物が重なってできたものだ。
「パパ強すぎる。またいっちゃいそう」
 伊藤は休むことなく希ま×こを突いている。伊藤の手は希の腰辺りに移って来た。やがてその手は希の臀部にやって来て、希の尻をぎゅっと掴んだ。
 希の深いところで精液を放つ。伊藤もまた射精の瞬間を迎えようとしていたのだ。
「僕もいきそうだ」
「いっていいよ」
「中に出すからな」
「うん」 
「希」
「何?」
「希が下になってくれ」
 射精のときのこだわりなんて伊藤にはない。ただ、何となく正常位で果てたいと伊藤は思ったのだ。
「わかった」
 肉棒を抜くことなく、伊藤が希の上、希は伊藤の下になった。
 伊藤は腰を振りながら希の乳首にしゃぶりついた。強く吸って、猛烈な勢いで希の乳首を舐めた。
「パパ、ものずごく気持ちいい。パパ、たくさん出してね」
「……」
 乳首をしゃぶる伊藤に答える余裕はない。希の乳首を頬張りながらの希のま×こをすさまじい勢いで突く。伊藤も限界を迎えた。
「希、出すぞ!」
「いいよ。パパ、たくさん出さないとダメだからね」
 伊藤はそう言った、希の口を自分の口で塞いだ。二人の舌が勢いよく絡み合う。
「……」
 うっ、と伊藤は声を漏らしそうになったが、その声は希の口の中で消えた。強く二つ、いや三つほど希のま×こを突いた伊藤は、肉棒を希のま×こに突っ込んだまま体をピンと硬直させていた。
 硬直から解放されると、伊藤は肉棒を希のま×こに挿入したまま、希にもう一度キスをして、希の脇の下そして乳首を舐めていった。
 伊藤と希の会話が途切れた。放心状態の二人は、しばらく体を合わせたまま動かなかった。
 最初に動いたのは伊藤だった。肉棒を希のま×こから抜く。伊藤は希の脚を広げて、希のま×こ穴から出てくる自分の精子たちを待った。
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