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千一夜
第36章 第六夜 線状降水帯Ⅲ ③

紗耶香がどんなに喚こうが叫ぼうが、伊藤と和子の計画が中止されることなどない。ただ少しばかり誤算が生じた。予想外に紗耶香が抵抗したのだ。
ベッドに潜り込んできたのが伊藤だったなら、どんなに眠くても紗耶香は伊藤の相手をしなけれないけない。しかし、今自分の体を触っているのは、アトランタの街を案内してくれた和子なのだ。紗耶香は冗談でも女とそんなことをした経験がなかった。
アダルトビデオなら抵抗しながらも、やがて二人の女は唇を合わせて互いの胸を揉み始める(間違いなく監督はセクシー女優にそう指示を出すはずだ)。伊藤もそれを願ったが、残念ながらアダルトビデオのように事は簡単に進まなかった。強姦に近いリアルな3Pはこういうものなのかもしれない。伊藤は紗耶香を見てふとそう思った。
ここで力の差が出た。若い女と五十二の女の体力差。若い女は必至で逃げようとする。老女がそれを抑え込もうとしてもそれには限界があった。
伊藤は女同士の交わりをじっくり見物したかった。そういう伊藤の目論見は打ち砕かれた。仕方なく伊藤はベッドに上がって紗耶香の両腕を掴んで抑えた。和子をはねのけようとする紗耶香の力は一瞬でなくなった。仰向けになった紗耶香の体の上に和子が乗った。
「やだ!やだ!やだ!」
抵抗が削がれても紗耶香の口だけは開いた。
「うるせぇくそビッチだな。今から二人でお前を犯るんだから黙ってろ」
伊藤は紗耶香にそう言った。
「やだ!無理!絶対に無理!」
紗耶香は初めて本気で伊藤を睨んだ。
「本当に無理なのかこれからお前を試してやるよ」
伊藤はそう言うと和子に目配せした。「さぁ召し上がれ」伊藤の目はそういう目をしていた。もちろん和子は伊藤からのサインをしっかりと受け取った。
和子が紗耶香にキスした。紗耶香は口を真一文字に閉じて、和子の舌が侵入してくるのを防いだ。口を閉じながら紗耶香は顔をしかめた。しかめた……というより体のどこかに痛みを感じて、顔が歪んでしまったと言った方がいいかもしれない。
紗耶香がどんなに嫌がろうが、和子は紗耶香の口の中に舌を入れようとしている。紗耶香は辛うじて動く両足をバタバタさせたが、そんな風に逆らっても全く意味がなかった。
やがて紗耶香の口は和子によってこじ開けらて、紗耶香の舌と和子の舌が絡み合う。その瞬間を逃すなと、伊藤は心の中で自分に言った。
ベッドに潜り込んできたのが伊藤だったなら、どんなに眠くても紗耶香は伊藤の相手をしなけれないけない。しかし、今自分の体を触っているのは、アトランタの街を案内してくれた和子なのだ。紗耶香は冗談でも女とそんなことをした経験がなかった。
アダルトビデオなら抵抗しながらも、やがて二人の女は唇を合わせて互いの胸を揉み始める(間違いなく監督はセクシー女優にそう指示を出すはずだ)。伊藤もそれを願ったが、残念ながらアダルトビデオのように事は簡単に進まなかった。強姦に近いリアルな3Pはこういうものなのかもしれない。伊藤は紗耶香を見てふとそう思った。
ここで力の差が出た。若い女と五十二の女の体力差。若い女は必至で逃げようとする。老女がそれを抑え込もうとしてもそれには限界があった。
伊藤は女同士の交わりをじっくり見物したかった。そういう伊藤の目論見は打ち砕かれた。仕方なく伊藤はベッドに上がって紗耶香の両腕を掴んで抑えた。和子をはねのけようとする紗耶香の力は一瞬でなくなった。仰向けになった紗耶香の体の上に和子が乗った。
「やだ!やだ!やだ!」
抵抗が削がれても紗耶香の口だけは開いた。
「うるせぇくそビッチだな。今から二人でお前を犯るんだから黙ってろ」
伊藤は紗耶香にそう言った。
「やだ!無理!絶対に無理!」
紗耶香は初めて本気で伊藤を睨んだ。
「本当に無理なのかこれからお前を試してやるよ」
伊藤はそう言うと和子に目配せした。「さぁ召し上がれ」伊藤の目はそういう目をしていた。もちろん和子は伊藤からのサインをしっかりと受け取った。
和子が紗耶香にキスした。紗耶香は口を真一文字に閉じて、和子の舌が侵入してくるのを防いだ。口を閉じながら紗耶香は顔をしかめた。しかめた……というより体のどこかに痛みを感じて、顔が歪んでしまったと言った方がいいかもしれない。
紗耶香がどんなに嫌がろうが、和子は紗耶香の口の中に舌を入れようとしている。紗耶香は辛うじて動く両足をバタバタさせたが、そんな風に逆らっても全く意味がなかった。
やがて紗耶香の口は和子によってこじ開けらて、紗耶香の舌と和子の舌が絡み合う。その瞬間を逃すなと、伊藤は心の中で自分に言った。

