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第36章 第六夜　線状降水帯Ⅲ　③

　伊藤は紗耶香のま〇こを突きながら、和子のま〇こを舐めた。伊藤は肉棒に伝わってくる紗耶香のマン圧を愉しむ。同時に伊藤の舌は和子のま〇この汁を味わっている。
　和子は伊藤にま〇こを舐められ、そして紗耶香からは乳首をしゃぶられている。紗耶香は伊藤にま〇こを突かれながら、和子の乳房を弄ぶ。
　淫楽は一つの輪になって三人の性的興奮を最高潮まで押し上げる。無限ループが完成した。
「ねぇ。おま〇こ気持ちいい？」
　伊藤に訊ねたのか、それとも紗耶香に訊ねたのか、唯一この状況で言葉が話せる和子がそう言った。
　数秒後。
「伊藤君、このお子ちゃま伊藤君におま〇こ突かれて気持ちいいそうよ」
　紗耶香は和子の乳首をしゃぶりながら小さく首を縦に振ったのだ。
「伊藤君、このお子ちゃまのおま〇こ締りがいい？　はっきり言いなさい」
「……秘密です」
「うまく逃げたわね」
「……」
　ここでどっちのま〇こがいいと言う男は馬鹿だ。伊藤は和子が言うように逃げたのだ。伊藤が逃げることで、和子の情欲が大きく揺れる。
「ほら伊藤君、私のおま〇この中に舌を深く入れて。そしてめちぁくちやに掻き回すのよ」
「……」
　伊藤は和子の命令には逆らわない。舌を膣中に押し込んで思い切り舌を動かした。すると和子の腰が小刻みに動いた。
「伊藤君、気持ちいわ。それ続けて」
　和子はそう言うと、今まで自分の乳首をしゃぶらせていた紗耶香とキスをした。
　伊藤は紗耶香のま〇こを突いて和子のま〇こを舐め続けた。しばらくすると司令塔の和子がこう言った。
「それじゃあ儀式を始めましょうか」
　伊藤は和子が言う儀式について考えてみた。紗耶香にも和子の声は届いているはずなので、紗耶香も和子の儀式を想像しているはずだ。
「伊藤君、このお子ちゃまの中に伊藤君の種をばら撒きたいでしょ？」
「……」
「ていうかもういきそうなんじゃない？」
「……参りました」
　和子が言った通り、伊藤は射精を我慢していた。
「いいのよ。だって今伊藤君は二人の女を相手にしてるんですもの。随分前から出したかったでしょ？」
「……はい」
　伊藤の腰の動きが小さくなった。
「元気な伊藤君の精子をこのお子ちゃまの中に出して。そして……ふふふ」
　和子はここで言葉を切った。そして薄く笑った。
「……」
　伊藤は和子の次の言葉を待った。おそらく紗耶香も……。