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第7章 三人の夫人
拓哉の呼びかけで 春奈達はディナーの後そのまま囲炉裏に集まった
囲炉裏を挟んで 宴会が始まり
結子たちが並び 健太が酒を注ぎ 乾杯の声で飲み始め
結子たちの前に 幾つかの小皿が 並べられた
・・・これは?・・・
春奈が聞くと 誠がこいつの作品ですと 健太を指し
箸をつけ 友里が 美味しいと声を上げた
春奈は 来る時の電車の会話を思い出しながら
湯飲み中から漂う花の香りを味わっていた
・・・良い男居るかな?・・・
友里がショートヘアーの顔を上げ ペットボトルのお茶を空け
食べ終わった駅弁を包み 椅子の下に置き皆を見て言った
・・・そんな・・・・ 春奈は呆れた顔で友里を見て窘めた
・・・そうよ せっかくだから 一夜のアバンチュール・・・
裕子もふくよかな顔で 言って来た
・・・無理かも 客室6部屋の宿だから・・・
春奈はパソコンの中で見た案内の内容を伝えると
二人は落胆した表情で走り去る風景に目を向けていた
・・・春奈さん ご主人と月何度位?・・・ 友里が悪戯な目で聞いて来た
・・・えっ・・・ 春奈は思わず顔が赤くなる
・・・結子さんは?・・・ 友里が裕子に顔を向けると
・・・月 1かな・ 今月はまだしてないは・・・
諦めた様に裕子が呟き二人が 春奈を見て来た
・・・家も 今月は まだ・・・ 春奈は恥かしそうに呟くと
・・・家もなの 先月の初めに チョンチョンで終わり・・・
椅子に深く座り直して 友里が吐きだす様に言った