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第7章 三人の夫人

電車が止まり　改札を抜けると　何も無い駅前で3人は　当たりを見回し

・・・田舎ーーー・・・

裕子の言葉に　皆が笑いだしていた　駅前に白いワンボックスから
大柄な男が降りて

・・・飯田様ですか？・・・
春奈が頷くと　こちらへと車の方へと歩いて行く

・・・大きいわね・・・・
友里が淫靡な目で　前を歩く大柄な男の姿を見て呟いた
車に乗り込み　走り出した時

・・・驚いたでしょう　何も無くて・・・
直樹の言葉に　助手席に乗った友里が目を輝かせ

・・・楽しみにしてきたの・・・
直樹を見て話しかけていた

後部座席で　春奈と裕子はそんな友里の言葉を聞き　
走り抜ける　田舎の風景を見ていた
脇道に入り10分程　坂道を抜ける　平坦な場所に旅館の玄関が見え
駐車場には　3台ほどの車が止まっていた

・・・着きました・・・
直樹は車を玄関口に止め　3人は荷物を持ち　宿の中へと入って行った
少しスリムな　男性の出向かへで　チェックインを済ませると
部屋へと案内された

・・・素敵！！・・・　
友里が下着姿に成り　窓を開け　外へと出て行く
春奈と裕子も浴衣に着替え外へ出ると　目の前に雄大な山並みが
大人3人は入れる露天風呂に湯が流れ込み　
斜面の下に川が流れるのを見て
春奈も大きく息を吸い込み　

・・・空気が美味しい・・・　目を細め呟いていた

・・・ネー　混浴だって　行こうか・・・　
友里が浴衣を纏い二人に聞いて来る

・・・わたし・・・　春奈が言い淀むと

・・・いこう！！！・・・　結子が目に光を入れ春奈の手を引き
部屋を出て　来た道を昇り　露天風呂へと向かった

更衣室が　別れているのを見て　春奈は　ホッと息を付き　浴衣を脱ぎ
二人に付いて　露天風呂へと足を踏み入れた