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第8章  啓子
大きく息を吐き出して 浴衣を直す
椅子に座ったまま 大きく足を開き
自慰を終えた姿 浴衣の帯も緩み
白い太腿が 部屋の灯りに浮かんでいた 
時計を見ると9時少し前 
布団に横に成ろうとした時 誠に連れられて
一人の男性が 露天風呂のガラス戸を
開け 失礼しますと 入って来た 

「 申し訳ありません お部屋を・・・ 」
啓子が驚いている前を 誠が男性を連れ
部屋の入り口横の襖を開け 中へと二人入り
直ぐに誠だけが出て来た

「 お休み前に突然 申し訳ありません
  お昼にお話しした ご夫婦の旦那様で
  あちらは 隣の部屋を見るように作られた
  部屋に成っているんです もう少しすると
  声が聞こえるかもしれませんが・・・ 
  3時間程 お願い致します 」
誠は頭を下げ 露天風呂へ続くガラス戸を開けて
闇の中へ姿を消していった
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