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第10章 第10章 奈々
「 想像?それとも現場を見た? 女性と歩いていたとか? 」
奈々は首を振り俯いた

「 勘というのでしょうか・・・ 最近何か、可笑しいなと
  感じることが多く成って、帰って来た時に彼の体から 
  石鹸の匂いがした事が有って、ジムでシャワーを浴びて来た
  と言われたんですが、匂いがジムから帰って来た時の
  匂いと違って・・・・それと・・・・・・ 」
奈々が頭を下げ、言い淀む、酒井は促した

「 それと 」

「 大志と・・・・夜・・・・・ 」
酒井は黙って、奈々の顔を見て次の言葉を待ち続けた

「 3か月、・・・・・無いんです 」
顔を上げた奈々の大きな目に涙が浮かんでいた
頭の中で言葉を探し、これからの事を考えて
酒井は口を開いた

「 ここ3か月、後藤君の仕事に変わりは無いな
  私も此れから、後藤君の仕事や、行動を見て
  奈々さんに連絡を入れてあげる、今彼は新しい
  仕事に取り組んでいるから、ストレスなのかも
  知れないよ、私も30代の時仕事に夢中になって
  3か月位、女房を抱かなかった事が有ってね
  ある晩女房が夜中に私のパンツを引き下ろして
  夢中でしゃぶり付いて、大きく成ったら私の上に乗って
  腰を動かした事が有ったな、女房がパンツを下げた時に
  目が覚めてね、女房がどうするか見ていたんだよ
  普段頼んでもしてくれなかったのに、私のにむしゃぶりついて
  大きくしたら、跨って腰を振って、小さな声を出して
  私が吐き出したら、自分で処理をして私のはそのままでね 
  朝起きてキッチンに行ったら、女房の機嫌が良いんだ
  あの時思ったね、時々は奥さんも構って上げないと 」
酒井は隣を気にして小さな声で奈々に顔を寄せ、昔話を披露して
奈々の顔が少し赤く成り、笑顔を出してくる 酒井は立ち上がり

「 少し後藤君の事は、見て上げるから、私からも
  それとなく、奈々さんを可愛がって上げなさいと
  アドバイスしておくよ 」
奈々が立ち上がり明るい顔で、頭を下げ 少し赤い顔で

「 宜しくお願いします 」
酒井と身長の変わらない奈々が頭を下げ
二人はホテルのカフェルームを後にした



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