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第10章 第10章 奈々
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温泉から帰って、2か月余り経った頃、酒井の許に
奈々さんから思い詰めてような雰囲気で、電話が入った

「 酒井さん、・・・・ 」
酒井は奈々から掛かって来た電話が後藤の事と分かっていたが
そ知らぬ振りで、 

「 この間お邪魔した時はご馳走様 何か? 」
明るい声で話し、奈々に話を促す

「 ・・・・ 主人のことなんですが・・・ 」
消え入るような声で言って来る

「 後藤君、彼仕事頑張っているよどうした? 」

「 あの・・少しご相談に乗って頂きたいのですが
  お時間頂いても宜しいでしょうか ? 」
奈々は一度に言いきり、受話器の向こうで息を吐き出す音を
酒井は聞いていた、手帳を取り出してスケジュールを確認し

「 時間は? 」

「 夕方5時以降でお願いできますか 」
酒井は手帳を眺め

「 明日の6時に、奈々さん勤め先は? 」
奈々の勤務先を確認して翌日駅前のホテルの喫茶室で
待ち合わせの約束をして、電話を切った
翌日待ち合わせのカフェルームに入ると、黒いパンツスーツの
奈々が立ち上がり頭を下げ、酒井は奈々の前に座り珈琲を
オーダーして奈々の顔を見た、今年26歳か27歳
結婚して喜びを覚え、仕事も3年目証券会社の営業の中
上位に食い込む営業成績を上げ、時折後藤より給与が
上回っていると、後藤から聞いた事が有る、
聡明そうな瞳、肩までの髪を後ろで束ね、黒いバレッタが
カフェの明かりを時折反射させ、項の白さを見せ
胸の膨らみはスーツの下のブラウスを押し上げ、
ウェストを絞ったスーツが奈々のウェストの
細さを教え 立って出迎えた時に パンツの長さと
少し大きめの腰のラインを酒井は見ていた

「 私に相談と言うと? 」

「・・・・・・・・・・・」
奈々はテーブルに置かれたティーカップに視線を送り
口を何度か動かして、また閉じて視線を動かさないまま
考える素振りの後、

「 夫が・・・大志が浮気・・・している・・の・かも 」
目の中に哀しみを浮かべ、酒井の目を見た
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