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第10章 第10章 奈々
奈々は黙って酒井の後を付き、建物の裏口目の前に
露天風呂と大きな矢印が書かれ、酒井は右へ歩いて
生け垣を囲うように張られた柵に付けられた、小さな扉を開け
中へ入って行った、目の前で水の零れ落ちる音が聞こえ
露天風呂に流れ落ちる湯の音だと、奈々は気が付いた
酒井は靴のまま露天風呂を通り過ぎ、ガラス戸を開けて
部屋の中へ入って行く、 奈々も慌てて後を追い
酒井が座って居るテーブルに向かい合う様に座った

「 お持ちしました 」
少し甲高い声と共に、先ほど酒井と話をしていた男性が
お盆に湯呑を二つ乗せ、テーブルに置くと、部屋の隅に有った
ポットから湯呑にお湯を注ぎ、部屋に仄かな花の香りが漂って来た

「 飲みなさい 」
酒井が湯呑を取り上げ、口に運び奈々にも薦めて来る
一口含む、鼻孔に花の香りを届け、少しの甘みを舌が教え
口に含んだ液体が喉を滑り降りた、

「 お酒ですか? 」
酒井が頷き湯飲みを傾け、空けた湯呑をテーブルに置いて
奈々の目に視線を合わせ、何かを言いかけて、視線を外した

「 大志ですか・・・・・ ? 」
酒井の有無を言わせない電話を貰った時から
抱えていた不安を、吐き出し酒井が頷く姿を見て
持っている湯呑を強く握りしめた

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