パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第12章 第12章　由香

支配人に言われ　忠は由香を連れテーブルを移動して座る
前の席に恰幅の良い40代位の男性と奥様が座り
忠達に笑顔を見せて

「　坂東と言います家内の綾乃です　」

30代後半か長い髪が浴衣の後ろに流れる様に降ろされ
浴衣を押し上げる胸の大きさに忠は目を奪われていた
切れ長の目が忠を見て微笑んでくる、忠は慌てて頭を下げ

「　松岡と言います家内の由香です　」

肩までの髪をウェーブヘアにした由香が頭を下げ
浴衣を押し上げる乳房を隠す様に胸に手を当てた
英明が舐める様に由香の体に視線を這わせてくる
押しに弱い処の有る由香は、忠を見て来た

・・・・　今夜　・・・・・

もうすぐ29歳の誕生日を迎える妻、　ふっくらとした
輪郭の顔に不釣り合いなほど小さな口元、
大きな目が忠を見て笑顔を出して来た
忠も笑顔で返して、前に視線を戻す

「　一期一会の出会いですから　今夜は宜しく
　　お願いします　」
大柄な坂東は由香から視線を外さず言って来る
忠は手元の湯呑を傾け、喉を甘口のお酒が通り過ぎ
湯呑から仄かな花の香りが鼻孔を擽る