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第13章 第13章　直美

直美は今でも時折　夜中に飛び起きる事が有る
同室の娘が　半年前　突然姿を消して一人に成った
6畳の旅館の寮、クマさんとウサギさんとワニさんが
直美を見て慰めて呉れ　起き上がった直美は夢だったと
また布団に体を横たえ　天井を見つめる

ーー　3年前　ーーー

天井の明かりを背に　自分のベッドを見下ろして来る
3つの影　梨沙の声が今も聞こえて来る

・・・蒼汰のお嫁さんに成って貰うから・・・

ギラギラとした目で見降ろして来る太一と蒼汰
布団を握り締め　3人の見えない表情に視線を送り
足元の布団が強く捲られ、パジャマのズボンと
下着を一度に引き下げられて、悲鳴を上げ
布団を戻して体を隠そうと藻掻いた時　頭に
折りたたまれた布団が押さえられて、足を藻掻き
恥ずかしい処を3人の目から隠そうとした

二つの足を4本の手が広げていく、太腿に力を入れ
閉ざそうと藻掻いた時、足の間に硬い膝が入り
閉ざそうと藻掻く足は開かれ、明るい部屋に
恥ずかしい処が晒された、