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第2章 恵美子
ドアを開けると 目の前に 
雄大な山並みが 濃い緑を見せ
荒い石作りの露天に 頭が二つ 
一人が振り返り 笑顔で

「 お先に 使わせて頂いてます 」
明るい声を掛けて来た

大きな肩幅の 直樹が 

「 こいつ 拓哉と言って 農家なんです 」
ここの 料理の野菜は こいつが 
作ったのを使っているんですよ

部屋へ案内して貰ったと
晴夫が話している時 女性用の扉が開き 
恵美子がタオルで前を隠し出て来て 
二人の姿を見て 晴夫の背に隠れる様に 体を寄せて来る
恵美子を見て 入ろうと 露天に向かうと 

男達が背を向け 晴夫が露天に身を沈め

「 おおーー いい湯だ 」
呟きを聞き 恵美子は掛け湯をして
晴夫の横に 身を沈めて来た 

透明な湯は 恵美子の股間の陰りを揺らめかせ 
恵美子は 豊かな胸をタオルで覆い 隠しながら
足を伸ばして 

「 本当ね 」
嬉しそうに言うと 晴夫の腕に 腕を絡めて来る

直樹が拓哉に そろそろと 声を掛け 立ち上がった 
大柄な直樹の股間から力ない物が 下がって居る 
子供の腕の様な物を 隠しもせず 脱衣所に向かい
拓哉も釣られて 露天から出て行った 

恵美子は 直樹と拓哉の股間を見せられた時 
慌てて顔を背け 二人の裸が 脱衣所に消えた時 
深い溜息を吐きだした 

夫が1か月 求めてこない体は 今夜と 期待が
恥かしい処に お湯ではない物を滲ませはじめ 
直樹の股間を 見た時恥かしいほど 
濡れて来たのを感じていた
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