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dear大切な人~クリスマスの奇跡~
第1章 あなたと初めて
それから何度か誘われたけど、私は適当に理由を作って断っていた。
そして文化祭前日ー
講堂でリハーサルの順番待ちをしていると、舞台道具が足りないことに気づいた。
急いで私は教室に向かった。
しかしそこでー
「私....水谷くんが好き..」
「..え..」
私はドアの前で立ち止まった。
(篤くんと..美枝子..?)
「ねぇ..私と付き合って..?」
「俺..」
私はその先を聞きたくなくて翻った。
でもその時、携帯を落としてしまって、音に気づいた二人が私を見つけた。
「早苗..?」
二人がびっくりした顔で私をみていて、逃げ出したくなった。
(どうしよ..どうしよ..!)
「あ、ちょっと..道具がなくて..」
すぐに教室にはいり、手にすると
「じゃあ!すぐリハ始まるよ!」
といって走って逃げた。