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dear大切な人~クリスマスの奇跡~
第7章 Xmasな夜

「お、おい!俺のベッドだぞ!?」
「しぃー!まだ夜中なんだから!」
都が宥めると、真田くんがうなだれた。
「まぁ..ということで..逃げてきた。」
「二人は何してたの?」
都に聞かれ、私はとっさに俯いた。
真田くんは目を逸らす。
すると二人がアッと言った。
「もしや..お邪魔した?」
「....超じゃま。結局答え聞けてないし。」
「さ、真田くん!」
ため息をつく真田くんに慌てて顔を上げると、二人がニヤニヤと私を見ていた。
「..な、なんや....」
「サユカ、返事は?」
「斉藤、返事は?」
「え、え..」
「斉藤、返事ちょうだい。」
三人に迫られ私はのけぞった。
(怖い~!!)
「もしかしてサユカ、別れたばっかりだから~とか考えてない?」
「うえ!?」
図星すぎて、戸惑うと都がため息をつく。
「別にいいじゃない。サユカの気持ちが大事なんだし!ね、真田くん。」
小さく頷いて私を見た。

