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dear大切な人~クリスマスの奇跡~
第7章 Xmasな夜
(催促されても~!!)
いたたまれなくなって、逃げ出そうとすると清水くんが間に入ってくれた。
「まあまあ..ほら、都ちゃん、俺らコンビニ行かない?」
「え?..あーうんそうだね!」
ニコッと笑うと私たちに背をむける。
「ええ!?私もいく!」
(これで逃げれる..!)
ついていこうとすると、真田くんに後ろの襟元をつかまれた。
「うわっ!」
「斉藤、逃げないで。」
(うわ~ん!!)
「い、今じゃなきゃダメ..?」
手を離され、恐る恐る振り向く。
「ダメ。」
即答され、どんどん心臓の音が早くなっていった。
そして..
「いいんかな....付き合っても..」
尋ねるように呟くと、ぐいと腕を引き寄せられた。
「いいんだよ。」
「~~っ」
私はちょっと考えてから、顔をうずめて言った。
「じゃあ..付き合う。」
するとぐいと引き剥がされ、頬を包み込まれた。
「さ、真田くっ..」
「言ったよ。斉藤は今日から俺の彼女だからね?」