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dear大切な人~クリスマスの奇跡~
第7章 Xmasな夜

そういってニコッと笑うと、唇を重ねられた。

「..んっ....」

ゆっくり離して息をする。
吐く息が白い。

ちょっと照れくさくて俯くと、ぎゅっと抱きしめられた。

「..あーサユカが俺の腕の中にいる。」

「さ、真田くん!何ゆうてんの!」

初めて呼び捨てされて、顔がより一層熱くなった。

「だってずっとこうしたかったから。サユカ..これからよろしくね。」

「う..よ、よろしく..お願いします..」

そして身体を離すと、真田くんが微笑んだ。

その時、空から真田くんの頭に何かが落ちてきた。

「..あ、雪や....」

空を見上げると、ふわふわと雪が落ちてきた。

「初雪やな、真田くん!」

「うん。」

私の手を握り、ポケットに入れる。
その動作だけで胸がはじけそうだった。

すると
ーピロリンー

「あ、都からだ。」

私の携帯が鳴って、都からの写真をみると..

「そっか..今日クリスマスなんやった..」
「え?あ、ほんとだ。忘れてた。」

二人で画像を覗き込んで笑いあう。
そこにはコンビニの前で手を繋いでピースしている都と清水くんがいた。

ー二人はどうなったのー!?私たちはノリで付き合うことになっちゃった♪てへ。
今日はホワイトクリスマスですなぁ!ー

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