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dear大切な人~クリスマスの奇跡~
第8章 これからもずっと
「百合の彼氏、浮気騒動あったけど....確かにあり得ないな。」

「ほんと。私も初めて見たけど..百合とお似合いね。」

私たちは手を繋ぎ直して、近くのホテルのレストランに向かった。


「なんかさー..創が彼氏って未だに違和感あるんだよね。」

私が言うと、創が笑った。

「まぁ3年間友達だったし..俺は女として見てたけど。」

「もうっ」

運ばれてきた料理をつつきながら、私たちは他愛ない話をした。
そしてそろそろ帰ろうかとなった時..

「ちょっとトイレ....」

創が立ち上がりトイレに向かった。
私はその後ろ姿を確認して、鞄からプレゼントと手紙を出した。

「気に入るかなぁ..」

彼のテーブル側にそっと置く。

その時女の店員が私の所にきた。

「お客様、少しよろしいですか?」

「へ?」

(なんだろう..)

私は促されるままついて行くと、エレベーターに乗り、ホテルの一室に通された。

「あのー私は..」

戸惑いながら聞くと、にっこり笑って無視される。
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