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dear大切な人~クリスマスの奇跡~
第8章 これからもずっと
「..?」

何気なくベランダに近寄って窓の外を見る。
「高ーい..」

その時後ろから声がした。

「咲、外でてみて。」

「えっ創?」

「いいから。」

そういって、持っていた私のコートを手渡され私が着ると、ベランダの窓をあけ外に出た。

「なに..うわっ寒い..」

私が震えると、ぎゅっと後ろから抱きしめられた。

「創..?」

「ほら、下見てて。3..2..1..」

その瞬間ホテルから見える庭が一斉に光輝いた。

「..うわぁ..なに..これ..綺麗..」

赤や金色に光る景色に、私はアッと息をのんだ。

「ど..して..これは?」

「ここのホテルね、8時ぴったりにイルミネーションが輝くので有名なんだ。俺は予約できなかったんだけど..知り合いが働いてて、ちょっとね..」

そういって私の頭に頬をつけた。

「咲のクリスマスプレゼント..何がいいかわかんなくて..今日一緒に買いに行こうと思ってたら、我慢できなくて..そしたら時間なくなっちゃって。」

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