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dear大切な人~クリスマスの奇跡~
第1章 あなたと初めて
先に行ってて、といわれ指定された通り講堂に向かう。
(何で講堂....)
真っ暗な講堂にはいり、私は見渡した。
「美枝子早くこないかなー怖いよ..」
夜の学校というだけで怖いのに、尚更だった。
するといきなり電気がついて、私は思わず叫んだ。
「やああ!」
耳を塞いでその場にうずくまると、足が聞こえてきた。
(なになになに!?)
それは背後で止まり、肩に何かがふれた。パッと振り返ると..
「篤..くん..」
そこには篤くんがいた。
「どうして..?」
「どうしてって..俺は美枝子ちゃんに呼ばれ....あ。」
「?私も美枝子に呼ばれたんだよ。」
ドキドキしながら立ち上がった。
(何の嫌がらせなの..?)