この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
dear大切な人~クリスマスの奇跡~
第2章 幸せは突然

シャワーをかりて、さっきまでいたベッドルームにいき、ベッドに入る。

(やばい...何て大胆なことを..欲求不満と思われたらどうしよう..)

よく考えれば年頃の男に一緒にベッドで、というのは浅はかだった。
ぎゅっと目をつむり、彼のスペースをあけ私は背を向けた。

一人緊張していると、元樹くんが部屋に入ってきた。

「良子さん..寝た?」

「....」

寝たフリをしようと、無言で通すと、ベッドのスプリンクが軋んだ。

ーギシッー

布団が少し捲られ、狭いシングルに彼が入ってくると、あまり離れていない背中に体温を感じる。
何となく、視線を感じて私はより一層固まった。
するとおもむろに彼がつぶやいた。

「..ね、良子さん..良子さんは魅力あるよ..優しいし....その男が悪い..キミは悪くない..」

ドキッとして目を見開いた。

「..おやすみ..」

そういうと、体を動かし背中を向けたのがわかった。

少しして寝息が聞こえてきて、私はゆっくり振り返った。

「..ど..して..」

優しさに触れて、止まっていた涙がまた溢れてきた。

「どうしてそんなこというの...」

広い背中が涙に霞む。
するといきなり元樹くんがこちらを振り返った。

「!?」

咄嗟のことに反応できずにいると、しっかり彼と目があった。

/150ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ