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dear大切な人~クリスマスの奇跡~
第2章 幸せは突然

「はあ..はあ..」
二人で息を荒くして、ベッドで抱き合う。
目を開けると、ちょうど私を見た彼と目があった。
「あ....」
そのまままた覆い被さってくると、柔らかくなった彼のモノが、私の下腹部に当たった。
そのまま私の頬を包みこみそっとキスされる。
「もと..きくん..」
「良子さん..俺..中途半端な気持ちじゃないから..」
「え?」
意味がわからず聞き返すと、ぎゅっと抱きしめられた。
「付き合って。良子さん。」
「..元樹くん..」
「昨日今日で、良子さんは俺を見られないかもしれないし、まだ出会って1日経ってないし..信じられないかもしれない。けど俺は、もう泣かせない。良子さんを一人にしない。」
「....」
「俺は....良子が好きだ。」
「..!?」
その言葉に私はまた涙が溢れてきた。
押し殺しても、漏れた声にバッと顔をあげ私を悲しそうに見た。
「..私..もう30だよ..?」
「え?」
「元樹くんは25で、まだ未来がある。素敵な子にも会えるよ。私はもうあまり後がないの...親のこともあるし..」
「....」
「気持ちは嬉しい。けどー」
私が続けようとすると、激しく唇を塞がれた。
「んっ..ふ..」
(やだ..こんなことされたら好きになりそうだよ..)
舌を荒々しく絡めると、離して私をじっと見た。

