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dear大切な人~クリスマスの奇跡~
第1章 あなたと初めて
「..けどさぁ!客、入るか?」
「でももう講堂予約しちゃったよ!?」
私たちはクラスの催し物で揉めていた。
クラスではシフト制の模擬店をしたいという男子。
対して女子は、演劇がしたかった。
しかも学年一美人といわれる美枝子と、イケメン坂田くんの..ロミジュリ。
結局主導権が断然ある女子の意見で、無理やり講堂を予約したものの....
なんと坂田くんが陸上部の試合と重なってしまったのだ。
「おい坂田!どうにか試合ずらせねぇのかよ!」
切れ気味にクラスの男子が言うと、申し訳なさそうに坂田くんが頭を下げた。
「ほんっとごめん!まさか全国に出れるなんて思ってなくてさ....」
「坂田くんは悪くないよ!試合頑張って!」
私たちの方こそ申し訳なくて、首を振った。
しかしそれが男子には余計腹が立つ。
「じゃあよぉ。一体誰がロミオすんだよ!男は美枝子ちゃん目当てがいても、坂田がいなきゃ女は集まんねぇだろ!?」
「..う~ん....」
「でももう講堂予約しちゃったよ!?」
私たちはクラスの催し物で揉めていた。
クラスではシフト制の模擬店をしたいという男子。
対して女子は、演劇がしたかった。
しかも学年一美人といわれる美枝子と、イケメン坂田くんの..ロミジュリ。
結局主導権が断然ある女子の意見で、無理やり講堂を予約したものの....
なんと坂田くんが陸上部の試合と重なってしまったのだ。
「おい坂田!どうにか試合ずらせねぇのかよ!」
切れ気味にクラスの男子が言うと、申し訳なさそうに坂田くんが頭を下げた。
「ほんっとごめん!まさか全国に出れるなんて思ってなくてさ....」
「坂田くんは悪くないよ!試合頑張って!」
私たちの方こそ申し訳なくて、首を振った。
しかしそれが男子には余計腹が立つ。
「じゃあよぉ。一体誰がロミオすんだよ!男は美枝子ちゃん目当てがいても、坂田がいなきゃ女は集まんねぇだろ!?」
「..う~ん....」