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dear大切な人~クリスマスの奇跡~
第1章 あなたと初めて
その時、いいアイデアが浮かんだ。
「ねねっ!あえてさ、逆転ロミジュリ!みたいなのはどう!?」
クラスの目が一斉に集まる。
「早苗、どういう意味?」
「あのね、美枝子がロミオ役で、男子がジュリエット役とかさぁ....そしたら女子だって興味は湧くだろうし、坂田くんでなくても良くない?」
「うう~ん。面白い考えだけど..じゃあジュリエット役は?」
私はクラスを見渡した。
(あ。そうだ..)
「水谷篤くんとか....綺麗な顔してるし、学校でも生徒会で有名じゃん?」
私が言うと、目を見開いて首を振った。
「や、やだよ!俺、別に目立ちたくないし....」
「えー水谷くん似合いそう!いいかも!」
女子がキャーキャー騒ぎだした。
男子も面白がって騒ぎたてる。
水谷篤はその頭の良さと、意外と端正な顔立ちで実は隠れファンが多かったりする。
クールなメガネ男子だから、もし女役となれば、面白いかもしれないと思った。
焦る水谷くんを見て、
(ふふ..意外とウケるかもな..)
私は小さく笑った。
「ねねっ!あえてさ、逆転ロミジュリ!みたいなのはどう!?」
クラスの目が一斉に集まる。
「早苗、どういう意味?」
「あのね、美枝子がロミオ役で、男子がジュリエット役とかさぁ....そしたら女子だって興味は湧くだろうし、坂田くんでなくても良くない?」
「うう~ん。面白い考えだけど..じゃあジュリエット役は?」
私はクラスを見渡した。
(あ。そうだ..)
「水谷篤くんとか....綺麗な顔してるし、学校でも生徒会で有名じゃん?」
私が言うと、目を見開いて首を振った。
「や、やだよ!俺、別に目立ちたくないし....」
「えー水谷くん似合いそう!いいかも!」
女子がキャーキャー騒ぎだした。
男子も面白がって騒ぎたてる。
水谷篤はその頭の良さと、意外と端正な顔立ちで実は隠れファンが多かったりする。
クールなメガネ男子だから、もし女役となれば、面白いかもしれないと思った。
焦る水谷くんを見て、
(ふふ..意外とウケるかもな..)
私は小さく笑った。