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dear大切な人~クリスマスの奇跡~
第4章 クリスマスの再会

するとケーキを受け取りながら、ライン教えて、と言った。

「え!?」

「いや..せっかく会ったんだしさ。てゆうか今日もう終わる?」

「あ、うん。あと1時間で上がりだけど..」

(もしかして!もしかすると!)

「じゃあどっか..てケーキ買わなきゃよかったな。」

そういって苦笑しながら、夜中までしている近くの喫茶店で待ち合わせした。

手を振り帰っていく彼を見送り、私はバイト男に肩を叩かれ我に返った。

「先輩、コーヒーっス。」

そういわれ差し出されたコーヒーをありがたく受け取る。

「ありがとう。」

無意識に笑ってお礼を言うと、びっくりしたように、うっす、と小さく頭を下げていた。


(あと30分..15分..)

何度も時計を見ながら私は早くあがりたくて仕方なかった。

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