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dear大切な人~クリスマスの奇跡~
第4章 クリスマスの再会
「ごめんね、遅かった?」
「ううん。俺も今来て、注文しようとしてた。コーヒーでいい?」
「うん。」
店員に注文して、また向きなおる。
私はコートを脱ぎながら、心臓がドキドキしていた。
「卒業式以来だね。同窓会でははなせなかったし。木村、元気だった?」
「うん。元気。三島くんは?」
「元気元気!もう毎日忙しくてさ。」
「そうなんだ。」
「あ、てか木村、大丈夫だった?」
「え?」
私は質問の意味がわからず首を傾げた。
「ほら、今日クリスマスだからさ。」
「ああ。バイトしてたくらいだからね~」
苦笑すると、仲間か!と笑った。
(三島くんが私の前で笑ってる。)
そう思うと、何だか嬉しくなった。