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dear大切な人~クリスマスの奇跡~
第5章 君とのキョリが近すぎて
その後、車のタイヤ痕やら色々な証拠から、犯人が特定され、あっさり認めた。
逮捕が早かったのは、一人が前科者だったからだそうだ。
それでも夜一人で歩くのは怖かったから、どこかに行くときはいつも優奈が一緒にいてくれた。
パパはすぐに大丈夫になったけれど、作ちゃんですら私は怖い。
それでも優奈が無理な時は、いつも離れて歩いてついてきてくれた。
クラスメートには言ってないから、男子も普通に話しかけてくる。
幸い、優奈がいつも側でフォローしてくれるから助かっていた。
けど春休み前、ある日優奈がインフルエンザにかかってしまって、学校の行き帰りは毎日作ちゃんが送り迎えをしてくれるようになった。
この頃には並んで歩けるようになってたけど、どこか自分が汚く思えて今までのようには心を開けなかった。
作ちゃんは好きだけど、汚いと思われたらどうしよう..そればかり考えてしまう。
「智子、髪に何かついてる。」
いきなり言われ、私は頭に手をやった。
「どこ?」
「ここ。」
そういって手を伸ばされ髪を触られる。
私は思わず反射的に手を振り払った。
「....あ..」
驚いたように動きをとめ、作ちゃんが私を見た。
その目に困惑の色が移っていた。
「..ごめん..配慮が足りなかった..イヤなことしちゃったね。」
そういってゆっくり手を下ろし、歩き出した。
(作ちゃんに嫌われた..?)
悲しくなって涙が出てきた。
男に輪姦された上、作ちゃんに嫌われたら私はもう辛くて生きていけない。
逮捕が早かったのは、一人が前科者だったからだそうだ。
それでも夜一人で歩くのは怖かったから、どこかに行くときはいつも優奈が一緒にいてくれた。
パパはすぐに大丈夫になったけれど、作ちゃんですら私は怖い。
それでも優奈が無理な時は、いつも離れて歩いてついてきてくれた。
クラスメートには言ってないから、男子も普通に話しかけてくる。
幸い、優奈がいつも側でフォローしてくれるから助かっていた。
けど春休み前、ある日優奈がインフルエンザにかかってしまって、学校の行き帰りは毎日作ちゃんが送り迎えをしてくれるようになった。
この頃には並んで歩けるようになってたけど、どこか自分が汚く思えて今までのようには心を開けなかった。
作ちゃんは好きだけど、汚いと思われたらどうしよう..そればかり考えてしまう。
「智子、髪に何かついてる。」
いきなり言われ、私は頭に手をやった。
「どこ?」
「ここ。」
そういって手を伸ばされ髪を触られる。
私は思わず反射的に手を振り払った。
「....あ..」
驚いたように動きをとめ、作ちゃんが私を見た。
その目に困惑の色が移っていた。
「..ごめん..配慮が足りなかった..イヤなことしちゃったね。」
そういってゆっくり手を下ろし、歩き出した。
(作ちゃんに嫌われた..?)
悲しくなって涙が出てきた。
男に輪姦された上、作ちゃんに嫌われたら私はもう辛くて生きていけない。