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dear大切な人~クリスマスの奇跡~
第6章 サンタさんお願い
寝ていると、何か気配を感じて美里はうっすら目をあけた。
(サンタさん..?)
すると目の前に黒いふわふわしたものが浮かんでいた。
「真っ黒くろすけ..!?」
美里はバッと起き上がってソレを掴んだ。
「うわっ!」
「しゃべったぁ!?」
そっと手をひらくと..
「真っ黒くろすけじゃない..小人さん?」
美里が首を傾げて聞くと、立ち上がって美里を見あげた。
「やぁ..僕は小人じゃないよ、お嬢ちゃん。」
「じゃあなぁに?さんたさん?」
美里が聞くと、首を振った。
「悪魔だよ。」
「..あくま?」
美里が聞き返すと、小さく頷いた。