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dear大切な人~クリスマスの奇跡~
第6章 サンタさんお願い
「どうして?」
「....いらないもん....」
「....」
「美雪いたら、美里がいらなくなっちゃうもん....」
「そんなことないと思うけど..」
悪魔が困ったようにいった。
「あるもん!ママもパパも美雪ばっかりだもん!美雪がきたから美里はいらなくなったんだもん!」
美里は、悲しくなって泣いた。
すると悪魔がふわふわきて、美里の涙をぺろって舐めた。
「ふぇっ..ぐすっ....」
いっぱい泣いたら涙が出なくなった。
そしたら急に体がふわふわ浮いた。
「わわっ..」
「お散歩しよっか、美里ちゃん。」
そういってふわっと浮いたまま窓を開けて外にでた。