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dear大切な人~クリスマスの奇跡~
第6章 サンタさんお願い
「うわ~お家がいっぱいある~!」
美里が興奮して下をみていると、悪魔がニコッと笑った。
「綺麗だね~美里ちゃん。」
「うん!悪魔、魔法使いみたい!」
そしてそのままぐる~っと街の上をふわふわ散歩した。
「あ..サンタさん、お部屋にいなくても来てくれるかなぁ..?」
急に不安になって悪魔に聞くと、振り返った。
「来ないかもね~」
「ええ!?」
泣きそうになって、美里は止まった。
「だって、サンタさんて良い子にしてる家にくるんでしょ?美里ちゃんは良い子なの?」
「美里、良い子だもん!」
美里が叫ぶと悪魔がため息をついた。