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dear大切な人~クリスマスの奇跡~
第6章 サンタさんお願い

美里がいうと、またニコッと笑った。

「美里ちゃんは美雪ちゃんが好きなんだねぇ~」

「??」

「もう一回きくけど....美雪ちゃんがいなくなったら寂しくない?もう笑った顔も見られないよ。」

美里は思い出した。


美雪がお腹にいるってきいて、すっごく嬉しかったこと。

初めて家にきたとき、可愛くて、小さくて、美里が話しかけたら笑ってくれた。

『みゆき、だいすきー』

抱っこした時、ちょっと重かったけど、可愛くて仕方なかった。


「..ぐすっ..ひっ..みゆき..すきぃ..美里、お姉ちゃんだもん..」

「....」

悪魔がパチンと指を鳴らすと、目の前に美里の部屋が現れた。

「ほら、みてごらん。美里ちゃんはいらない子なのかな?」

そこにはママとパパがいた。
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