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ブルマー狩りの季節
第16章 柿谷早苗のブルマー【口淫・五】
早苗の柔らかい唇の感触を、私が肛門で受け止めたその瞬間、私は驚いた。

それは“驚愕”と呼んで、差支えないものだった。

しかし肛門にキスしたこと自体に、私は驚愕した訳ではない。

私が四つん這いになってから、早苗がそうするまでの時間の、その余りの短さに、私は驚いたのだ。

その“短時間”には、早苗の躊躇や嫌悪は、全く垣間見られなかった。

同時にその“短時間”は、驚愕とともに私を狂喜させた――だから私は早苗に、この肛門を舐めるという“ご褒美”に、さらに“ご褒美”を重ねた。

私はその旨を、笑いながら早苗に告げた。

「早苗……先生も後から、早苗のお尻の穴にいっぱいキスしてやるぞ……ハハハハハっ……楽しみにしておきなさい、ハハハ……」

それに加えて、私は言った。

「その後で、唇を重ねるキスをしよう……フフフ……尻の穴を舐め合った互いの舌を、存分に絡め合わせようじゃないか?フフッ、フフフフフ……」

◇◇◇◇◇

一方、早苗はしばらくの間、じっと唇を私の肛門に重ねていた。

そのうちに私は、唇よりもさらに柔らかくて、唇よりもずっと熱いものを、肛門に感じた――早苗の、舌だ。

◇◇◇◇◇
 
私は感動する他に何も出来ない。

実のところ、”ブルマー狩り”に際して”獲物”に肛門を口で愛撫させるのは初めてではないのだが、それでも今はただ、感動する他に何も出来ない。

早苗の微かな吐息を吹きかけられるその肛門の上で、早苗の舌が華麗に踊る。

そこに刻まれた皺のひとつひとつに、柔らかさが溶け込んで、熱が染み入る。

私はやはり、感動する他に何も出来ない。

せめて一人で抱えるには余りがあり過ぎるその感動を、早苗にも伝えたくて、私は――いつものように――言葉を探してみる。

タンポポの綿毛を添えて、春の風に吹かれてみたら、同じ快感が得られるだろうか。

焼けたトーストの上で溶けたバターを、流し込んでみたらどうだろうか。

摘み立ての苺を、潰してみたら案外良いかも知れない。

一匹の蛞蝓(ナメクジ)を載せてみても、良いかもしれない。

しかしながら結局のところ、どれも不足を否めない。

この快感は、初々しい少女の舌でしか、得られない。

◇◇◇◇◇

挙げ句、私は感動を早苗に伝える方法として――やはりいつものように――子供のように燥ぐぐしかなかった。

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