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ブルマー狩りの季節
第3章 柿谷早苗のブルマー【脅迫】
次の両ページにも、私は花々の写真を貼っていて、早苗はそれらをしばらく、淡い微笑みを浮かべて鑑賞していた。

そんな早苗の穏やかな表情が、みるみるうちに引き攣ったのは、その次の両ページを眺めた時だった。

「これは、何ですか……?」

早苗は掠れた声で、私にそう聞いて、私は低めた声で、早苗に答えた。

「さっき言っただろう……?先生は“美しいもの”が、大好きなんだ……」

最早、説明は不要かも知れない――そこに収められた十数枚の写真には、どれも白の半袖シャツを着て、紺色のブルマーを穿いた女子生徒たちの姿が、写っていた。

◇◇◇◇◇

ある写真は、ブルマーを穿いた一人の女子生徒の股間を、アップで捉えていた。

その写真の真下には、その女子生徒の全身の姿が映っていた。

また別の写真には、二人並んだ女子生徒の、二つ並んだブルマーの尻を、一緒に収めていた。

◇◇◇◇◇

これらの写真は全て、前々日に撮影したものだ――被写体は皆、1年A組の生徒である。

写真の数枚には被写体の顔が、つまりは早苗のクラスメイトの顔が、はっきりと写っている。

これらが、1年A組の体育の際に撮影に臨んだものであることは、わざわざ説明する必要はなかった。
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